帆村の絵物語ログ

絵と文章で物語を創ります

一時休止のおしらせ

大変申し訳ありません。

色々と考えるところがあり、ブログの更新を一時ストップさせていただきます。

理由は筆者の執筆力不足に寄るところが大きいです。

物語を見切り発車で始めてしまいました。そして、見切り発車で物語が書けるほど、私の能力は高くありませんでした。物語を書くには、色々と準備が必要なようです。

色々と準備を整えて、物語をしっかり提供できるようになったらまた戻ってきます。

よろしくお願いします。

【町子の日常 ♯1】町子、でかける

朝、十時。町子は目を覚ました。

身体中に残る倦怠感はすっかりその存在感を薄め、快適な目覚めと言って良い。

長年付き合ってきた倦怠感とこうも簡単におさらばできるのか、とちょっと驚いた。

 

町子はこの秋、三年勤めた会社を退職した。

理由は様々ある。とにもかくにも「今辞めねばいつ辞める」と言う状況だった。少なくとも町子にとっては。

辞表を書いてそれが受理されて、引き継ぎやなんかを完了するのに一ヶ月要した。ささやかなお別れ会が親しかった同僚によって開かれた。複雑な感情で過ごした。

お別れ会が終わって、皆とバイバイしたとき、解放感と同時に何か別の感情を抱いた。

それは不安だったかも知れない。寂しさだったかも知れない。

ぽっかりと胸のどこかに穴が空いた感覚。それが、ずっと消えない。

 

仕事を辞めて、三日間は何もしないで寝て過ごした。

一日中、寝て食べて寝て食べて。

いい加減牛か豚になると思ったので、四日目からは普通に過ごした。

たまっていた洗濯物を片づけ、部屋中を掃除した。

大晦日にはまだほど遠いのに、大掃除ばりの奮闘だった。

 

そして五日目の今日。朝目覚めた時に思ったことは、

「そうだ。出かけよう」だった。

 

そろそろ食べるものが無い。

そもそも、会社を辞めてからすっと引きこもっていた。

昨日、部屋の掃除をして風を通したから、今度は自分自身を風にさらさないと。

このままでは苔が生える。

 

窓から外をうかがえば、絶好の秋晴れだった。

昨日見たテレビでは、今日は一日過ごしやすい気候になると言っていた。

クローゼットの中から適当に服を選んで着る。

ラフすぎるような気がするが、気にしないことにした。

 

財布にスマホ、それからトートバッグを持って、玄関のドアを開ける。

町子の身体を、秋の空気が包んだ。

 

町子の新しい一日がはじまる。

 

(つづく)

 

次回(お楽しみに)

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物語リスト

sarabatomoyo12.hatenadiary.jp

 

 

 

 

 

新しい物語をはじめようと思います

題名は「町子の日常」

 

 

主人公はこの人。

町子さん。

 

町子さんはこの秋、会社を辞めました。

そして見事無職になった町子さんは、ある日近所に小さな本屋を見つけます。

そこでアルバイトの募集を見つける町子さん。

とりあえず生活費を稼ぐために、町子さんはその本屋で働くことに。

町子さんのまったりとした日常を描く、絵物語となります。

 

 

 

ファンタジーな物語を書こうと思っていたのですが、設定とか難しい…。

ということで、とりあえず現代劇を書こうと思いました。

どんな物語になっていくかは作者の僕も分かりません。

絵もちょっとづつ変わっていくかも。

そこらへんご了承の上、まったりお楽しみくだされば幸いです。

 

よろしくお願いします。

はじめまして

ちょっと前にブログをはじめました。

どんな記事を書くのか、悩みました。

なかなか更新するだけの力が無い……。

 

幸い絵を描くことと、文章を書くことはちょっと好き。

なら、それを活かして記事を書いてみたらどうだろう、と考えました。

でも漫画はなかなか難しいし、日常を切り取って伝えられる人間ではないです。

なら、架空の世界に生きる人間の物語を綴るのはどうだろう。

ちょっと試してみたくなりました。

 

このブログは絵と文章を使って物語を書くものです。

きっと更新はまったりしたものになるでしょう。

のんびり物語を創っていくことができたら最高です。

 

また現在、ペイントソフトを持っていないので画像もあまり鮮明なものでは無いですがご了承ください。